Pyxis(「ピクシス」と読みます。南半球で見られる星座「羅針盤座」の学名です。)は、多くの機種に対応し、高速自動導入を目標に開発されたモーターコントローラーです。
主な特徴は、
・高速自動導入(機種によって最高速度が違います)
・低消費電力
・オートガイダー対応
・エンコーダー対応
・コンピュータによる遠隔操作に対応
・ガイド撮影支援機能
高速自動導入
赤道儀の機種によって違いますが、だいたい100倍速(対恒星時)で動作します。メーカー純正のコントローラでは16倍速程度しか出ません。モーターの能力が無い為30〜70倍速程度しか出ない機種があります。
低消費電力
Pyxisのもう一つの大きな特徴として、低消費電力な事です。恒星時運転時には0.5A程度、最高速時でも1.5Aしか消費しません。小さなバッテリー(10AH程度)でも一晩もちます。(ビクセンのスカイセンサーや高橋のUSDですと4時間程度しか動作しません)
オートガイダー
SBIG ST−4、MEADE Pictor等のオートガイダーに対応しています。接続には、専用ケーブルが必要です。
エンコーダー
高橋製作所のエンコーダーやビクセンGPエンコーダー等に対応しています。高橋製作所のエンコーダーの接続ケーブルがそのままご利用できます。その他のエンコーダーの場合、専用ケーブルが必要です。
コンピュータによる遠隔操作
MEADE LX−200互換のコマンドをサポートしていますので、EIA−232E(旧RS−232C)で接続して遠隔操作する事ができます。市販のソフトウェアから操作すると格段に操作性がアップします。
ガイド撮影支援
ハンドコントローラー
大きさは 77 × 101 × 20 mm、重さ 120 g です。
ハンドコントローラは、4個の方向ボタンと3個のファンクションボタンで構成
されています。これらのボタンの組み合わせにより色々な機能を選択します。
ディスプレイ
大きさは 95 × 77 × 20 mm、重さ 150 g です。
Pyxisの現在の状態や、望遠鏡が向いている場所の座標等を表示します。
メインボックスやハンドコントローラーとは分離されていますので使用する人
の好みの位置に取り付ける事ができます。
EM−200用取り付け部
EM−200に取り付けるには、純正のコントロールパネルを取り外してPyxis
に付属してくるコントロールパネルと交換します。なお、エンコーダーに対応してい
るので、エンコーダーを取り付ける事をお勧めします。
GP用取り付け部
ビクセンSP・SPDX・GP・GPDに対応しており、コントローラーの差し替え
だけで取り付けできます。エンコーダーに対応しているのでエンコーダーを取り付け
る事をお勧めします。
オプションパーツ
パソコン接続ケーブル ¥ 5,500
GPエンコーダー接続ケーブル ¥ 6,600
ロスマンディ用エンコーダーケーブル ¥ 6,000
ST−4接続ケーブル ¥ 5,000
ST−7/8接続ケーブル ¥ 5,000
Pictor201接続ケーブル ¥ 5,500
シガーライターアタッチメント ¥ 1,700
バッテリーアタッチメント(付属品) ¥ 1,000